香りの庭

カテゴリー:おもてなしマナー
2019.10.24

今日は、音訳ボランティアの研修へ。

 

視覚に障がいがある方の目の代わりになって本を音訳するボランティア。

今日は、毎週 通っている宮城県視覚障害者情報センターのお隣、

宮城県立視覚支援学校にいってきました。

今年、105年を迎えるという歴史ある学校です。

ヘレンケラーが2回も来校しているそうです。

 

今日は、学校の中におじゃまして、皆さんのお勉強している様子を見学する機会をいただきました。

小、中学生から、お仕事に就く技術を身につけるために通う大人の方まで、多くの方が学ばれています。

 

文字の拡大器や、点字タイプライターを使って、授業を受けています。

児童の皆さんは、本を読むことが大好き。

点字の本や、布の絵本、

弱視の子は時間をかけて、拡大器などを使って自分の目で文字を読んだり。

音訳された本を聞くことも楽しみにしているそうです。

がんばろう!

 

 

そして、みんなは新しい知識を得るために、本はもちろんですが、

先生方の工夫いっぱいの授業で楽しく身につけています。

 

そのひとつが、香りの庭。

写真のお庭です。

学校の中庭は植物園のよう。

大きな桜の木は、最上階でも見上げるほど。

バラ、梅、柚子、香りのいい花や、食べられる実のなる木がいっぱい。

香りを嗅いで、手で触って、

時には蕾や木の皮を手でむしってその植物を感じます。

 

先生方は、温かい声で、優しい手で、

みんなが怖がらないように、小さな手を導きます。

びっくりしてしまうと、知りたいという気持ちが薄れてしまうから、そーっと、と教えてくれました。

 

 

愛情あふれる植物園です。

 

 

 

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー  三浦貴子

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