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今夜は、婚礼司会のお仕事でした。

新郎新婦のお父様、お母さま、ご兄弟での、ご家族のみのご披露宴でした。

このところ、こうした ご家族のみでのご婚礼を多く承ります。

少しまえでしたら、ご家族だけの場合は、お顔合わせの会食として、

シンプルに平服ですませてしまいそうなところでしたが、少し、その傾向に変化があるようです。

ご家族だけとはいえ、たいせつな人生の記念日。

ご家族みんなの温かい思い出になるように、

そして、新しい家族の結びつきを一緒にお祝いするために、

きちんとウェディングドレスとタキシードをお召しになって、

結婚式、結婚ご披露宴を挙げる方がとても多くなりました。

ウェディングドレス、タキシードのお姿の新郎新婦ですから、

盛り上げるところは、しっかり盛り上げていきたいですよね。

お身内で司会進行係を決めると、その方がせっかくのお料理をあまりお楽しみいただけなかったり、

関係が近すぎて、照れくさくて上手く褒め言葉が出せなかったりしてしまうかもしれません。

生クリームのかわいいサイズのウェディングケーキへの入刀も、

ちょっとしたテーブルインタビューも、

新郎新婦の出会いについてのご紹介も、

親御様への感謝のお手紙のご披露も、

第三者のプロの司会者が務めることで、さらに思い出深いものとすることが可能です。

大きな楕円形のひとつのテーブルを、新郎新婦とご家族皆さんで丸く囲んで座って…

こうした温かい雰囲気を大切にする進行は、ご家族のお気持ちに寄り添えばこそ。

あやうく感動して泣いてしまいそうになっても、そこはしっかりがんばります。

花粉症が…といいわけをして。

もう花粉は飛んでいないようですが。

フリーアナウンサー　三浦貴子