日本語発音アクセント辞典

カテゴリー:MCお仕事道具
2017.04.18

ふだん、お仕事に行くときに、

アクセント辞典まで持ち歩くことは、あまりありません。

 

 

ナレーション原稿を予めいただいている場合は、確認したい言葉は家で調べていきます。

収録現場で必要となれば、スタジオにある辞典をお借りしたり、

最近は、スマートフォンの「日本語発音アクセント辞典」アプリを使います。

スマートフォンは、機内モードにしておけば着信はありませんから、

スタジオの中にも持ち込めるので、このアプリ、便利で助かっています。

 

辞典、重いですからね…

 

 

 

 

重いのですが、今日は持ってでかけました。

 

今日は、個別レッスン。

学校の授業などでもそうですが、だれかに説明をするとなると、

アプリではなく辞典を引いて示した方が伝わるので、持参しました。

 

 

 

 

気がつくと、うちの机に並ぶアクセント辞典、ずいぶん増えました。

 

 

右は、授業を担当している専門学校で、学生たちが使用しているものと同じ、

三省堂 新明解日本語アクセント辞典。

中央は、ひとつ前の NHK 日本語発音アクセント辞典。

左は、昨年発行された、最新版の NHK 日本語発音アクセント新辞典。こちらは18年ぶりの改訂だそうです。

そして手前のものは、スマートフォンアプリNHK 日本語発音アクセント辞典。

 

 

この4冊、中身がずいぶん異なります。

 

その言葉の最初に出てくる最も推奨される発音の第一アクセントと、

広く使われていて間違いとはいえない第二アクセントの順番が入れ替わっていたり、

まったく違うものへと、アクセントが変化してしまったり。

そして、最新版の辞典は、なんと「アクセント記号」そのものが変わってしまいました!

 

「棒カギ式」から、「下がり目式」へ。

 

なかなか「下がり目式」がピンとこなくて、前の辞典も引いて照らし合わせて納得したり、

まだ慣れるのに時間がかかっています。

 

 

 

 

言葉は変化するものなので、基準も変わります。

授業で学生と一緒に調べると、あれ!変わった?というものをよく見つけます。

思い込みで読まずに、細かく確認し直していくことも必要ですね。

 

 

数年前に私が読んだCMナレーションで、今でも流れているものがあります。

その中に、最新版ではアクセントの推奨順位が入れ替わった言葉を発見。

 

 

気になります。

第二アクセントは、間違いではないというけれど、気になります。

そろそろ新しいCMに録り直しましょうか…という声が掛かることを切に願います。

 

 

 

 

 

 

 

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フリーアナウンサー 三浦貴子

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