招宴
カテゴリー:司会お仕事日記
2017.10.18
今夜は、司会のお仕事でした。
ある学会の前夜、全国各地から集まった多くのお客さまを、おもてなしする、学会長招宴です。
学会長が秋田の方のため、オープニングアクトは、なまはげ太鼓でした。
「がおー!」「ぐおー!」
和太鼓の打ち鳴らされる中を、客席後方から、なまはげたちが登場です。
続くご来賓からのご挨拶では、
「過激な歓迎をしていただき…」とのお言葉。
会場の皆さんにお尋ねしてみると、なまはげを見たのは初めてという方が、なんと9割も!
そういうものなのですね。
なまはげは、鬼やお化けのように思われがちですが、実は、神様の使いです。
怠け者や悪事を企む人を叩き直し、災いを祓うと言われています。
寒い季節、囲炉裏の前に座り込んで動かない怠け者は、火に当たりすぎて、膝小僧が火傷してかさぶたになってしまいます。
そのかさぶたを、出刃庖丁で剥いでいくので、怠け者を剥ぐ…なまはげ。
なんとも恐ろしい。
スプラッター映画のようですが、決して悪人ではありません。
あくまでも、剥ぐのは かさぶた。
神様の使い、正義の味方、ヒーローです。
フリーアナウンサー 三浦貴子