敬語

カテゴリー:学生の皆さんと
2019.05.08

緑の風薫る季節。

仙台の青葉通りや定禅寺通りのけやき並木の葉もぐんぐん育っています。

今日は、短大講師のお仕事でした。

ここは、仙台市の北部。

比較的気温が低いので、桜もつい最近まできれいでしたが、立夏をすぎて、新緑の季節の到来です。

萌黄色の若葉が柔らかくゆれています。

 

 

今日の授業は、話し言葉の基礎、敬語の確認です。

 

会話は、その場面での瞬時の対応力が大切です。

日本語は、主部を省略することが多くあります。

そのため、動作を行っているののはだれなのかさっと判断して、

言葉を選び、正しく変化させ、組み立てなければなりません。

 

基本は丁寧語。

そこから、相手を立たせるのか、自分がへりくだるのか、

尊敬語と謙譲語を正しく使い分けて。

 

敬語に慣れていない学生の皆さん、

耳にしたことがある言葉をなんとなく見よう見まねで使うと、

うち(身内・社内)そと(お客さま・社外)が逆転し、失礼な表現になってしまったり、

一つの単語を過剰に修飾する二重敬語になり、大げさになるなど、

丁寧にしているつもりが裏目にでて印象が悪くなってしまうことがあります。

 

今日の授業は、とにかくたくさんの例文に触れていきます。

原型の1文をまずは丁寧語に。

そしてだれと話しているのかを意識して、尊敬語と謙譲語を取り入れて。

後半は、まるで早押しクイズのように会話対応力チェック。

 

少しずつ慣れてきたでしょうか。

学生のうちに、とくに1年生のうちに、正しい敬語を身につけたいところです。

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー 三浦貴子

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