心のバリアフリー

カテゴリー:学生の皆さんと
2020.06.18

今日は、専門学校での講師のお仕事でした。

 

エアラインビジネス専攻のクラス。

交通機関の職員の方々の多くが身につけている資格「サービス介助士」の授業のひとつで今日は校外学習です。

ユニバーサルデザイン、バリアフリーデザインを探しに出かけます。

 

仙台市地下鉄東西線は、2015年に開業したばかり。

(当時、一番列車の出発式は私が司会を務めました!)

だれもが安心安全に利用できる工夫がいっぱいです。

 

車両床とホームの高さの差はわずか1センチ、隙間は3センチにおさえ、車いす使用の方がお一人でも乗り降りが可能です。

改札もすべて広く90センチ幅で、車いす利用の方に限らず、ベビーカーやキャリーケースを持った人も楽に通れます。

構内のトイレは、多機能トイレが、2つ並んで設置されているので、待ち時間の解消にもなり、使用する方も安心。

しかもその2つは左右対象なので、左右どちらに障害がある方でも使い勝手がいいようになっているそうです。

 

テキストでの説明だけでなく、自分たちが生活する街の中での工夫を実感すると、

より理解が深まり、周囲の他のバリアへの気づきにもつながりますね。

 

 

 

国土交通省ホームページ

仙台市交通局「計画段階からの障害当事者参加による、地下鉄車両と駅舎のバリアフリー化」について

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000085.html

 

仙台市地下鉄東西線は、多くのバリアフリーの賞を受けています。

構内にも盾や賞状が飾ってありました。

 

 

 

 

ひと駅だけですが、移動して、駅構内を歩いてみて、

列車とホームの段差や隙間がないことや、列車内の2段手すり、多機能トイレの工夫など、ひとつひとつに感動の声があがります。

学生たちの感動を目の当たりにして、私も新鮮な気持ちになりました。

 

バリアの解消は、まずは気づくことから、ですね。

 

 

 

 

フリーアナウンサー 三浦貴子

 

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