群青色
カテゴリー:みやぎ四季折々
2017.02.06
仙台で長く愛されている青いだるまさん、松川だるま。
顔の周りは群青色で海を表し、眉毛と髭が力強く、派手で伊達男の名にぴったりのだるまさんです。
はじめから両目がはいっているのは、政宗公に配慮してともいわれています。
日本の伝統色は、青ひとつでも細かく分けられ名前がついています。
藍色、瑠璃色、紺碧、深縹(こきはなだ)、浅葱色、孔雀青、熨斗名色
群青色もそのひとつ。
青が群れ集まる色。
高貴なもてなしの色で、武士に好まれてきたそうです。
そういえば、イギリス王室公式カラーのロイヤルブルーにも近い色ですね。
私も大好きな色。
知らず知らず、司会用のスーツも鮮やかな青いスーツやワンピースが多くなりました。
どんな場面でも安心して着ていられるように思います。
この季節に手放せないマフラーも群青色。
そして、下のストールは、寒い現場に欠かせない膝掛けとしても大活躍の安心毛布。
こちらは、日本の伝統色でいうと、甕覗(かめのぞき)色かな。
藍染めの甕(かめ)をさっと覗く程度に軽く染めた薄い藍色。
水甕の中を覗いた時に水面に映る空の色という名前の由来もあるそうです。
和の色の表現って、遊び心がありますね。
フリーアナウンサー 三浦貴子