花見だんご

カテゴリー:みやぎ四季折々
2017.04.09

桜の花もだいぶほころんできた仙台です。

 

こちらは、今日の仙台、青葉区の錦町公園の桜です。

 

 

日本で「花見」といえば、もちろん「桜」。

この三色の花見だんごは、桜を愛でる、時の流れを表しているそうです。

 

 

 

以前、桃の節句、ひなまつりに、菱餅の色の意味についてご紹介しました。

「桃の節句」3月3日

桃の節句の菱餅の場合は、

桃の花の色、雪の色、芽吹きはじめた草の色。

 

 

 

花見だんごも同じ色合いなので、同じ意味かと思っていましたが、全く異なるのですね。

 

串に刺さっているおだんごの色は、

手元から、緑、白、紅の順です。

 

 

食べる順番でみていくと、

最初に食べる紅は、つぼみの色。

ぎゅうっと集まって、今にも開こうというつぼみは紅色です。

 

つぼみを味わったら、

次の白は、花開いた桜の色。

開くとたしかに桜は、つぼみに比べて色が薄くなりますよね。

こちらは、今日の仙台、太白区のあすと長町の桜です。

ね。開いた花は、つぼみより少し白く感じますね。

 

満開の白い桜を味わった後は、

最後に緑。

葉桜です。

 

 

菱餅に負けず劣らず、美しいストーリー。

和菓子の世界は奥深いものです。

 

 

 

 

花より団子。

いえいえ、花も、団子も。

 

仙台の桜は、まだ紅色を食べはじめたところです。

白と緑もたっぷり味わっていきましょう。

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー  三浦貴子

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