仙台市博物館へ
カテゴリー:みやぎ四季折々
2017.08.18
小雨の仙台。
今日は、雨に濡れて緑鮮やかな仙台市博物館へ出かけてきました。
夏休みでもあり、特別展「空海と高野山の至宝展」が開催されていることもあり、混み合っていました。
私のお目当ては、常設展。
伊達政宗公所用の黒漆五枚胴具足。
そして金色の細い月形の前立ての輝く兜。
ふだんはレプリカの展示ですが、今は、期間限定で本物の展示です。
この機会を逃すわけにはいきません。
ガイドさんによると、実際に戦地で身に付けていたものは、瑞鳳殿で見つかったということですが、こちらの所蔵のものは、政宗公自身が、お気に入りの同じものを用意して、ずっと大切にしていたのだろうと。
そして、ガイドさんに教えてもらった、もう一つの博物館の注目スポットがこちら。
博物館のお庭にある、政宗公の胸像です。
これは、1935年に仙台城本丸跡に設置された伊達政宗騎馬像の一部。
戦時中の金属供出のためにこの騎馬像も撤去されましたが、軍関係者にも政宗公の像を溶解することはできなかったのでしょう。
胸から上の部分が残っていたそうです。
こちらが初代の像で、現在、本丸跡にあるものは、同じ型から鋳造したものだそうです。
仙台城趾でみる像は、下から遠く見上げることになりますが、こちらはもう目の前に。
同じ型ですから、その大きさに圧倒されます。
そして、じっくりお顔を拝見することができます。
大きな背中も。
頼もしい。
フリーアナウンサー 三浦貴子