幼なじみ結婚披露宴
カテゴリー:ブライダル風景
2017.04.29
今日からゴールデンウィークですね。
大型連休初日の今日は、婚礼司会でした。
今回お請けした結婚ご披露宴、
なんと、新郎新婦は中学校のクラスメイト同士。
こうしたご縁ですから、ご親族も皆さんご近所です。
とてもあたたかい雰囲気でのご披露宴となりました。
ホテルの最上階だったので、雨の天気予報が気になりましたが、ほんのにわか雨。
夕焼けから夜景への色の動きに、雨の鮮やかさが加わって、仙台の街の美しさを引き立たせてくれました。
ご披露宴の後半には、新婦から新郎へのサプライズで、ピアノの演奏がありました。
中学校の1年5組で、クラスメイトだったというお二人、
新婦が、サプライズとして選んだ曲は、当時みんなで練習した合唱曲です。
懐かしい思い出の曲にのせて、新婦から新郎へのお手紙を、司会の私が朗読しました。
幼なじみとして出会った二人。
まるで兄弟のように近い存在だったため、たくさんケンカもしてきたとか。
一緒にいて楽しいけれど、結婚に至らなかった二人の想いが固まったのは、東日本大地震だったそうです。
二人のご実家は、沿岸部の塩釜市。
大震災の後、連絡がとれない新婦のご両親を、
ガソリンも手に入らない中、新郎は自分のことのように駆け回って探してくれました。
新婦は、ご両親が無事に見つかった時の新郎の表情をみて、結婚を決めたそうです。
この人なら、一生自分を大切にしてくれると。
楽しい時はもちろん、辛い時でも、どんなときでも隣にいて支えてくれた彼と、
長い時間をこえて愛を育み、家族になりたいと思ったそのお気持ちを綴ったお手紙。
会場中が感動の涙に包まれるお時間でした。
どうぞいつまでもお幸せに。
フリーアナウンサー 三浦貴子