高齢者疑似体験
カテゴリー:おもてなしマナー
2023.03.17
今日は、教習インストラクターのお仕事でした。
サービス介助士資格取得講座 実技教習、仙台会場です。
企業での教習ではなく、今日は一般教習、
個人で申し込みをされた方々が対象のため、年齢もお仕事もさまざまです。
今回の教習は、朝から夕方までびっしりでの2日間の実技教習。
車いすの操作方法、視覚に障害がある方の手引きなど、
じっくり取り組むことができます。
高齢者疑似体験では、
老人性白内障ゴーグル、
老人性難聴を再現した耳栓、
関節可動域を狭めるサポーター、
筋力低下を再現した重りなどを装着します。
体験では、階段やトイレ、洗面台、エレベーター、自動販売機、
エアコンの液晶パネル、時計、掲示物を見て回るほか、
いつもやっていること、例えば、スマホを操作したり、
お財布の中身を確認したり、名前を書いたり、
ペットボトルの表示を読んだり、
ひとつひとつの体験の中で、社会的障壁をみつけていきます。
装具を付けたまま、昼食もとっていただきます。
私自身が、高齢者疑似体験をしたのはコロナ禍前。
そのときは、装具を着けて、コンビニで昼食を購入し、食事をするところまで行いました。
カレーパンだと思って買ったパンが、きなこの揚げパンで、ひとくちかじってびっくり!
甘いのか、何なのかもわかりませんでした。
見えづらさ、聞こえづらさ、動きづらさは、こういうことに影響するのかと、気づきをたくさん得た体験でした。
本当に多くの人に気づきを得てほしいと、気づけばインストラクターに。
多くの人におすすめしたい資格です。
サービス介助士についてはこちら
https://www.carefit.org/carefit/
公益財団法人日本ケアフィット共育機構のホームページです。
フリーアナウンサー 三浦貴子