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今日は、短大講師のお仕事でした。

 

毎週、通ってきた短大も、今日で前期が終了です。

夏休みを前に、試験を行いました。

 

前期の担当授業は「話し言葉の基礎」。

半年間で身についたことの総まとめです。

 

話し言葉の試験ですから、実技試験を行います。

スピーチとロールプレイングです。

 

この授業では、毎回席を変えてきました。

学科を通して自由に選択できる授業ですので、

いつものクラスやゼミの同じ顔ぶれだけではなく、初めての方とお隣になることも多くあります。

新鮮な気持ちで、ペアワークやロールプレイングを行ってきました。

まずはお互いにあいさつから。

自分の態度、表情、言動がどのような気持ちにさせるか、コミュニケーション能力アップの練習にもなります。

 

そして、話すことと同時に練習してきたのは、聴く力をつけることです。

 

今日のスピーチの試験では、試験の前に学生の皆さんとお約束を。

登壇者がスピーチしている際に、

・顔をあげて聴くこと。

・うなづきながら聴くこと。

・楽しい話であれば笑顔で、驚いた話であればびっくりした表情をするなど、共感して聴くこと。

・スピーチ前後には、しっかり拍手をおくること。

 

それだけで、話し手は安心します。

 

司会や講師として人前に立つ機会が多くあるので、

中には、眠そうだったり、スマホを見ていたり、つまらなそうな顔を見つけることも。

どれだけ切ないことか。

実感のこもったお約束に、みんな早速うなづいてくれました。

全員登壇しますから、お互いさまですからね。

 

授業が終わってからの休み時間、

「毎回お隣が変わるので、かかわる機会のなかった人とも話せて楽しかった」

「今まで、授業をうなずきながら聴いていなくてごめんなさい」

「小さいことでもほめてもらえるので緊張しなかった」

など、学生たちから嬉しい言葉をもらうことができました。

 

後期は、また違う授業を担当します。

選択してくれる学生の皆さんの自信につながるように努めます。

後期もどうぞよろしくお願いします。

 

学生の皆さん、楽しい夏休みを！

 

 

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー　三浦貴子