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今夜は、ご婚礼司会のお仕事でした。

ジブリの世界が大好きだとおっしゃるお二人。

グリーンを中心にナチュラルな装飾の会場。

温かく、くつろげる雰囲気です。

ゲストの皆さんをお迎えするウェルカムコーナーには、

皆さんからの寄せ書きをいただくノートや、

スタンプを押して飾っていただくウェディングツリーのボード、

お二人のお気に入りのぬいぐるみなど、

かわいらしいグッズがたくさん並んでいます。

そんな中、ひときわ視線を集めていたのが、一冊の雑誌。

結婚情報誌「ゼクシィ」です。

しかも、かなり前の「岡山県版」。

実は、新郎からのプロポーズで使ったものなんです。

以前、新郎新婦お二人のおしゃべりの中で、新婦が「プロポーズの時にゼクシィを渡してもらうのに憧れる」と話していたことを新郎が何年も覚えていて実行したそうです。

お二人の宝物。

司会のお打ち合わせのときにプロポーズのお話を伺ったので、

ぜひゲストの皆さまにもお披露目しませんかとお願いして、大切な宝物を会場へ持ってきていただくことができました。

グリーンや小物で飾られた中に一冊の情報誌。

新郎が、出張先の空港で購入したので、まさかの岡山版。

さすがに、岡山の情報では、実際に使えなかったけれど、すてきな思い出になりましたと笑顔の新婦。

このエピソードをご紹介すると、会場からは温かい笑い声と拍手がお二人へ。

縁起物だと皆さん「ゼクシィ」の写真を撮っていらっしゃいました。

お二人の思い出。

ほんの些細なことも、お二人らしいことこそゲストの皆さまの心に響くもの。

お二人の思いに寄り添って、

こうしたエピソードを引き出せる司会者でありたいと思います。

フリーアナウンサー　三浦貴子