ヒーローショー
カテゴリー:司会お仕事日記
2017.01.28
イベントMCをしていて、いちばん手強いお客さまは、子どもたちです。
私のMCは、子ども向けヒーローショーの司会のお姉さんからスタートしました。
無邪気な子どもたちに、まさに鍛えられてきました。
もしも、MCが頼りなくて、つまらなければ、そっぽを向いてしまうという、全く遠慮のない子どもたち。
その素直さは、こちらに傷つく余裕すら与えてくれません。
子どもたちの興味をひけなかったり、楽しんでもらえないのもつらいけれど、
注意事項を聞いてもらえなくて、万が一、迷子になったり、ステージに登ってケガをしたら、それこそ一大事です。
イベントは生もの。照れてる場合じゃないし、カッコつけてる場合でもないことを、身をもって教わりました。
まっすぐな気持ちで取り組めば、
会場の子どもたちは、キラキラの瞳で夢中になって私の話に頷いてくれました。
ヒーローを一緒に大きな声で呼んでくれました。
必死で悪を倒すように応援してくれました。
小さな手をたたいて拍手を送ってくれました。
テーマソングを元気いっぱいに歌ってくれました。
デパートの屋上や遊園地のステージで、かわいいお客さまたちにもらった自信は、30年たった今でも最高の宝物です。
もう、この会場の子どもたちもお父さん、お母さんになっていたりするのかな。
フリーアナウンサー 三浦貴子