Art to you!
カテゴリー:司会お仕事日記
2018.08.10
今日は、司会のお仕事でした。
Art to you!東北障がい者芸術公募展が、本日開幕です。
会場の、せんだいメディアテークでの開会式の進行をつとめました。
メディアテーク1階には、壁に、テーブルに、床に、天井からの空間に、
所せましと芸術作品がならんでいます。
紙や、糸、布を使った作品。
毎日の感じたことや、日々の出来事を綴ったノート。
絵画。
こちらのタイトルは、「雪の中のお母さん」。
雪の向こうがわをよく見ると、「だいすき」の文字がたくさん。
書。
うん、きいろいだろうね。
想像をはるかに超える、豊かなアイデア、細かい作業、素材の活かし方、
ひとつひとつに物語を感じて、ぐいぐい惹きこまれます。
こちらは、「小型の象さん」。
箸置きほどの大きさの小さな象さんが、
みんなで同じ方を向いてびっしり並んでいます。
施設の方によると、作者さんは、作りながら、一匹いっぴきの象さんがかわいくて仕方なかったそう。
3匹くらい象さんではない子がいて、笑ってしまいました。
うさぎさんかな。
気分転換でしょうか。
作るのが楽しかったでしょうね。
象さんたちへの愛情が感じられます。
本格的な油絵作品もたくさん出品されています。
一方で、針金、ねんど、ブロック、お菓子の箱を材料に自由な作品も。
どの作品も、夢中になって、楽しんで作ったんだろうな。
会場では、各企業賞の他に、
来場したお客さんの投票でオーディエンス賞が選ばれます。
ぜひ、う〜んと迷って、お気に入りのひとつを選んでください。
日曜日まで、せんだいメディアテークで開催です。
さらに、おなじくメディアテーク5階では、特別企画展を開催しています。
今年一月に永眠された、岩手県の作家、高橋和彦さんの追悼作品展です。
風景、人々の生活を切り取り、細かくかわいらしく描いた作品が何十点も並んでいます。
制作風景や、通所していた施設の職員さんのお話などから、
高橋さんの優しいお人柄が伝わってきます。
高橋さんの絵に登場する大勢の人物がとにかく可愛らしい。
特別企画展も日曜日まで。
心が温まる時間をぜひ。
フリーアナウンサー 三浦貴子