蝦蛄海老
カテゴリー:みやぎ四季折々
2017.06.01
今日から六月。
石巻から、初夏の贈り物。
新鮮なシャコエビが届きました。
宮城の海の幸、ごちそう、シャコエビ。
キッチンばさみで、頭と両脇を切り落とし、尻尾を落として、
手で、ばりばりっと殻をはぎます。
すると、お寿司屋さんでもおなじみ、白地に紫の姿が。
なんだか見た目はちょっとグロテスク?
そういえば、宮城の海の幸は、怪獣っぽいですよね。
シャコエビも。
ホヤも。
震災前、女川の石浜でスクーバダイビングをしていたとき、
大海を旅して川へ帰る鮭の群れの中で、北上川を上手く遡上できずに、
河口で力尽きて沈んでしまった一匹の鮭をみつけました。
すると、その体にわらわらっとウニが寄ってきて、あっという間にその鮭を食べ始める様子を目にしたことがあります。
また、同じく海の中で、
頭の形が、ぶよぶよだったり、トゲトゲだったり、変幻自在な、ギョロッと白い眼をした水蛸にも会ったことがあります。
宮城の海の幸、見た目はやっぱり怪獣ですね。
でも、
おいしいのです。
ということは、
それを笑顔で食べちゃう宮城県民は、その上をゆく怪獣?
でも、
おいしいのです。
フリーアナウンサー 三浦貴子