音訳

カテゴリー:ナレーション
2022.06.24

今日は、自宅で音訳。

 

音訳とは、本や資料を声で読み表すこと。

私は、宮城県の音訳奉仕会に所属しています。

視覚障害者、そして視覚による表現の認識が困難な方々に対して、

声の本をお届けしています。

 

 

今日、1冊読了して、およそ5時間の音声データを校正へ。

読み終えたのは、シリーズの1作目から音訳を担当している小説、

「盲目の織姫は後宮で皇帝との恋を紡ぐ」。

今回で、シリーズは5作目。

5作すべて担当いたしました。

 

架空の国が舞台の盲目の皇后が主人公の、ミステリー。

音や匂い、そして情報・記憶力をもとに鮮やかに事件を解決していきます。

 

タイトルに「盲目」とあるからでしょうか、

多くの利用者の方々にお聴きいただいているようです。

 

 

 

つい先日、宮城県の音訳奉仕会の活動を、

東北放送ラジオの午後ワイドでご紹介いただきました。

会長が出演して、50周年を迎えた会の活動についてお伝えする時間をいただきました。

 

 

ラジオは、視覚に障害のある方も多く聴いています。

目がみえない、みえづらい方の中には、

音訳奉仕会をご存知ない方や、

宮城県視覚障害者情報センターの対面音訳、

オンラインのサピエ図書館を使ったことのない方も

まだまだいらっしゃるそうです。

 

これを機に、声の本を聴いてみようかなと思ってくださる方が増えたら、うれしいです。

 

機会をいただいた佐々木アナ、ディレクター、スタッフの皆さん、ありがとうございました。

 

だれかが聴いてくれる、

このシリーズの新作を楽しみに待っていてくれると思うと、

ますますやる気がアップしますので!

 

 

 

 

 

 

 

フリーアナウンサー 三浦貴子

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