ウェディングベール
カテゴリー:ブライダル風景
2017.03.19
今日は、ブライダルの司会でした。
新郎新婦は、学生時代からお付き合いだそう。
共通のご友人も大勢ご列席でした。
結婚ご披露宴の前に、結婚式が執り行われます。
ホテルでの結婚式の多くは、神殿で行われる、神前式と、チャペルで行われる、キリスト教式。
ところで、キリスト教式の場合、花嫁のウェディングドレス姿、チャペルでのお式のときと、ご披露宴のときのお姿では、同じドレスでも、違う部分があることにお気づきでしたか。
ウェディングベールを着けているかどうかです。
花嫁は、災いから身を守るウェディングベールで、身を覆ってチャペルへ入場します。
お式の中で、永遠の愛を約束したあとで、
花婿が、自分の手で彼女を守るという決意をもって、
その手で、花嫁のお顔を隠したベールを上げます。
そこで誓いのウェディングキスです。
愛を誓いご夫婦となったお二人。
花嫁は、花婿に守ってもらえますから、もうベールは要らないですね。
ご披露宴では、明るい笑顔をお披露目するためにも、
ベール自体を外して、ティアラやお花をアレンジしたヘアスタイルでお過ごしになることが多いです。
お式の時間は、ご披露宴の直前です。
司会者は、ご披露宴の準備のために、チャペルに入ることはありません。
でも、チャペルのあと、ヘアアレンジなどのお支度をする美容室に、ほんの一瞬でもおじゃまして、ベールを上げた幸せいっぱいなお顔にお目にかかることが、私の楽しみです。
ご披露宴の直前の変更がないか確認の目的もありますが、
お式でご夫婦になったお二人の幸せいっぱいなオーラが、司会の力までパワーアップさせてくれます。
ご夫婦の第一歩と気持ちが引き締まります。
通常、キリスト教式は、ご列席のご友人や職場のお仲間もご列席が可能です。
今日のお二人も、学生時代からのお友だちに囲まれての結婚式。
チャペルを出て、鐘の響く中、幸せのおすそわけ、ブーケトス。
拍手とおめでとうの声に包まれた笑顔の時間。
お友だち皆さんにとっても、学生時代の懐かしい思い出が鮮やかに浮かんできたことでしょう。
フリーアナウンサー 三浦貴子